【SEO】見出しタグ(hタグ)の適切な順番【注意点も解説】

【SEO】見出しタグ(hタグ)の適切な順番

こんな人向けの記事です
  • 見出しタグ(hタグ)の適切な順番が分からない・・・。
  • SEOを意識した見出しタグの使い方を教えて欲しい。
  • ブログの見出しタグの導入、使用方法について知りたい!
こんにちは。Webマーケターのぽーと(@yokaport)です!

本記事のテーマは、『見出しタグ(hタグ)の適切な順番』です。

HTMLには、見出しを表現する要素として、hタグがという要素があります。このhタグはSEOにおいても非常に重要な要素とされていますが、適切なhタグの使い分けができず、SEOに悪影響を与えてしまっているWebサイトは少なくありません。

今回は、この見出しタグ(hタグ)を使う際の適切な順番と注意点をあわせて解説します。

【SEO】見出しタグ(hタグ)の適切な順番(h1~h6)

見出しタグ(hタグ)の適切な順番

見出しタグ(hタグ)は重要度に応じて、h1からh6までの6段階の階層があり、h1が最上位の見出しを意味します。続いてh2h3と、h6まで順番に階層が続きます。そのため、最上位の見出しタグh1をページの上部(h2やh3よりも前)に記述し、その下にh2h3を続けるのが適切です。

以下に、h2がないのにh3があるなど、実際に階層が守られていない見出しタグを本記事の見出しを例に挙げます。

誤った例

<h1>【SEO】見出しタグ(hタグ)の適切な順番【注意点も解説】</h1>
<p>本記事のテーマは、『見出しタグ(hタグ)の適切な順番』です・・・</p>

 <h3>【SEO】見出しタグ(hタグ)の適切な順番(h1~h6)</h3>
 <p>見出しタグ(hタグ)は重要度に応じて、h1からh6までの6段階の・・・</p>

 <h2>SEOを意識した見出しタグ(hタグ)を記述する際の注意点</h2>
 <p>見出しタグ(hタグ)の不適切な使用は、SEOに置いて・・・</p>

   <h4>階層構造(順番)を守る</h4>
   <p>前述した通り、見出しタグ(hタグ)はh1からh6まで順番に・・・</p>

   <h2>見出しタグ(hタグ)を多用しない</h2>
   <p>見出しタグ(hタグ)は多用せず、必要最小限に抑えるよう・・・</p>


正しい例

<h1>【SEO】見出しタグ(hタグ)の適切な順番【注意点も解説】</h1>
<p>本記事のテーマは、『見出しタグ(hタグ)の適切な順番』です・・・</p>

 <h2>【SEO】見出しタグ(hタグ)の適切な順番(h1~h6)</h2>
 <p>見出しタグ(hタグ)は重要度に応じて、h1からh6までの6段階の・・・</p>

 <h2>SEOを意識した見出しタグ(hタグ)を記述する際の注意点</h2>
 <p>見出しタグ(hタグ)の不適切な使用は、SEOに置いて・・・</p>

   <h3>階層構造(順番)を守る</h3>
   <p>前述した通り、見出しタグ(hタグ)はh1からh6まで順番に・・・</p>

   <h3>見出しタグ(hタグ)を多用しない</h3>
   <p>見出しタグ(hタグ)は多用せず、必要最小限に抑えるよう・・・</p>


SEOを意識した見出しタグ(hタグ)を記述する際の注意点

見出しタグ(hタグ)の不適切な使用は、SEOに置いて悪影響を及ぼす可能性があるため、見出しタグ(hタグ)を実際に記述する際は、以下のポイントに注意しましょう。

見出しタグ(hタグ)を記述する際の注意点
  • 階層構造(順番)を守る
  • 見出しタグ(hタグ)を多用しない
  • 適度にキーワードを含める
  • h1の見出しタグはページごとにユニークにする
  • デザインを整えるためだけに使用しない

階層構造(順番)を守る

前述した通り、見出しタグ(hタグ)はh1からh6まで順番に階層構造を意味しており、記述する際はh1から順番に記述する必要があります。

h2の配下にh3h4を利用するのはOKですが、h3の配下にh2を入れたり、h4の配下にh2h3を入れるのはNGなので覚えておきましょう。

結論、1ページにつき1つのh1タグの利用をおすすめします。
GoogleのJohn Mueller氏は「1ページにつきh1タグが複数存在しても問題ない」と明言していますが、HTML標準を策定しているW3Cのルールでは「1ページにつきh1タグは1つだけ記述できる」と定義されています。また一方で、W3Cと共同でHTML5を標準化している団体WHATWGは、「sectionごとにh1タグを1つ記述でき、1ページに複数のh1タグを記述しても問題ない」と主張しており、組織によって意見がバラバラです。
h1タグを複数利用しても悪影響はありませんが、ページのテーマや階層を正しく伝えるために、1ページにつき1つのh1タグを利用することをおすすめします。

見出しタグ(hタグ)を多用しない

見出しタグ(hタグ)は多用せず、必要最小限に抑えるようにしましょう。

見出しタグ(hタグ)を多用すると、見出しタグ(hタグ)が持つ要約の意味が薄まり、ページのテーマや構造を把握しづらくなってしまいます。

Googleも見出しタグ(hタグ)の多用を避けるべきと明言しています。段落を意識して見出しタグを設置し、多用しないように注意しましょう!
参考 Search Engine Optimization (SEO) Starter GuideGoogle

適度に見出しタグ内にキーワードを含める

意外と知らない人が多いのですが、ここはすごく基礎的なことです。

h1タグの文には必ずキーワードを含め、h2タグの文にも積極的にキーワードを含めるようにしましょう。

  • h1タグ
    必ずキーワードを含める
  • h2タグ
    積極的にキーワードを含める(全体のh2タグの5~7割程度)
  • h3タグ
    なくてもよいができるだけ含める
  • h4タグ~h6
    なくてもよい
注意
無理にキーワードを詰め込み過ぎると、違和感のある見出しになったり、検索エンジンからペナルティを受ける可能性があります。見出しタグには、あくまでも自然にキーワードを含有させましょう。

h1の見出しタグはページごとにユニークにする

h1タグはtitleタグと同様にページの内容を端的に表したユニークなものにしましょう(他のページと同じ内容にしない)。

よく、ロゴ画像などにh1が指定され、全ページ同一のh1見出しとなっているサイトがあります。トップページでロゴ画像をh1として指定させることは問題ありませんが、下層ページでもどうようにロゴ画像をh1として指定させるのは不適切です。

ページにはそれぞれ固有のテーマがあるため、共通の内容ではなく、ページ内容を要約した見出しをh1として指定させましょう。

デザインを調整するためだけに見出しタグを使用しない

デザインを整えるためだけに、見出しタグ(hタグ)を使用しないようにしましょう。

見出しタグ(hタグ)はあくまでも階層構造を示すものですので、デザインを整える目的だけで、見出しタグ(hタグ)を使用することは適切ではありません。デザインを調整したい際には、基本的にCSSでスタイルを整えるようにしましょう。

「CSSてなに・・・?」という人は、まず以下の本を読んでください。※流し読みでOKです。

まとめ|見出しタグ(hタグ)の順番と注意点を守ってSEOを最適化しよう

本記事では、『見出しタグ(hタグ)の適切な順番』について、注意点とあわせて解説しました。

本記事で説明した通りに見出しタグ(hタグ)を設置するだけで、検索順位が大きく上がるわけではありませんが、ユーザーや検索エンジンに正しくページ内容を理解させるには、正しい見出しタグ(hタグ)を設置することが不可欠です。

今回の記事内容は、基本ですが、すごく重要なので、『できていない人』や『知らなかった人』は早急に対応しましょう。