国内で提供されているレンタルサーバーのうち、法人向けのおすすめのレンタルサーバーを3つ紹介
法人向けレンタルサーバーを選ぶときのポイントを解説
本記事では、日本国内で提供されているレンタルサーバーのうち、法人利用におすすめのレンタルサーバーを人気、速度、料金、安定度、セキュリティ、サポート、レビュー、評価点などで独自に集計し、『法人利用でおすすめのレンタルサーバー』としてまとめています。
会社のサイトはもちろん、社員用のメールアドレスの運用などでも利用する「法人向けサーバー」は、なんといっても安定した運用ができることが重要なポイント。
何故なら、サーバーダウンや遅延が頻繁に起こってしまうと、自社サイトへのアクセスができなくなったり、メールの受信・送信もできず、顧客の信頼を失ってしまう危険性があるからです。
法人向けレンタルサーバーを選ぶ際は、価格や機能だけでなく様々な面からしっかりチェックし選択する必要があります。
本記事では、これから法人向けレンタルサーバーを契約しようと検討している方に向けて、「法人利用でおすすめのレンタルサーバー」と「法人向けレンタルサーバーの選び方」を紹介します。
もくじ
法人利用でおすすめのレンタルサーバー
1位 エックスサーバービジネス/エックスサーバー株式会社
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ここがポイント!
- 実績No.1!2003年のサービス開始以降、大きな問題なく運用されてきた確かな実績!
- 追加料金なしでビジネスに必要な様々なサービスを受けられる!
- 長年人気があるサーバーのため、分からないことは検索すればすぐに出てくるのが最大のメリット
※スタンダードプランで計測
レンタルサーバー会社で最も人気のあるエックスサーバーが提供するビジネス向けのレンタルサーバー。2003年のサービス開始以降、問題なく運用されてきた確かな実績を持つ法人向けレンタルサーバーです。ライトなビジネス利用に対応できる共用サーバーから、大容量で高性能なマネージドサーバーまで、ビジネス用途に合わせて選べるラインナップが魅力。昔から人気あるサーバーのため、ネット上に出回っている情報も多く、検索すればすぐに情報が見つかるというメリットもあります。実績のあるサーバーで安心してサイトを運営したいという方は特におすすめです。1点、他社で購入したSSLサーバー証明書の持ち込みには対応していませんので、SSL証明書の持ち込みを行いたい法人の方はご注意ください。
2位 CPIレンタルサーバー/株式会社KDDIウェブコミュニケーションズ
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ここがポイント!
- 法人利用率90%以上の定番レンタルサーバー!
- 官公庁や教育機関などの公的機関も利用する法人向けレンタルサーバー
- 必須のセキュリティ機能は完全網羅。国産SSLを無料提供!
※シェアードプランで計測
KDDIグループが運営する定番の法人向けレンタルサーバー。法人向けレンタルサーバーとしての品質は折り紙付きで、安定性やセキュリティの高さから、官公庁や教育機関などの公的機関にも利用されています。サーバーはUptime InstituteのTierレベルでレベル3に相当する高い信頼性を誇るデータセンターにて24時間365日有人監視で運用されており、SLA(品質保証制度)で月間のサーバー稼働率100%を保証しています。自社ビル内に設置されたサーバーとは異なり、地震や火災などの災害に対しても高いレベルでの安全性が確保されているサーバーです。
3位 さくらのレンタルサーバー/さくらインターネット株式会社
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ここがポイント!
- 1つのサーバーを専有できるマネージドプランが好評!
- 請求書や振込用紙を郵送で送ってもらうことが可能
- 契約途中のプラン変更は不可
※ビジネスプロプランで計測
ネット黎明期の1997年からサービスを開始している老舗のレンタルサーバー。1台のサーバーを専有し、CPUやメモリなどを独占できるマネージドプランが好評。マネージドプランで契約することで、他のサーバー利用者の利用状況によるパフォーマンスへの影響を受けなくなります。エックスサーバーやCPIサーバーにもマネージドプランは有りますが、エックスサーバーとCPIサーバーは月額29,700円~なのに対し、さくらサーバーでは月額13,200円からマネージドプランの契約が可能。性能などは、他のサーバー会社と比べて大きく劣っているというほどでもなく、大学の学園祭やミスコンの特設サイト、大手企業のキャンペーンサイトなど、アクセスが集中しやすいサイトでも問題なく運用できている実績があるため、1台のサーバーを専有したい事業者には特におすすめです。
さくらサーバーの欠点は、一回プランを契約してしまうとプランのアップグレードやダウングレードができないということ(一回解約したあとに、再契約という形でプランを変える必要があります)。WordPressなどのCMSを使ってウェブサイトを作るという方は、プラン変更の際にはデータベースの移行が面倒ですので注意が必要です。
法人向けレンタルサーバーの選び方
サーバーの利用用途で選ぶ
レンタルサーバーを契約する際は、まずは、サーバーの利用目的を明確にさせましょう。
- 自社サイトを公開して、外部からのユーザーを流入させたいのか
- クローズ環境で社内での情報共有やテストサイトの環境を構築したいのか など
外部ユーザーが関わる利用を考えている場合や、顧客の個人情報を取り扱う場合は、安定性やセキュリティ面はより重視した方が良いでしょう。
スペック面をみても、会社のホームぺージや採用情報を公開するだけなら、あまり高スペックなサーバーを用意する必要ありませんが、ECサイトやキャンペーンサイト、メディアサイトなどを運営する場合は、画像や動画などのデータが増えたり、一時的にアクセスが増えることも想定されますので、容量や転送量に余裕のあるレンタルサーバーを選んでおくと安心です。
共有or専用?レンタルサーバーの種類で選ぶ
サーバーの種類は、大きく分けて共用・専用の2つのタイプがあります。
- 共用サーバー
1つのサーバーを複数ユーザーでシェアするタイプ。低価格。 -
専用サーバー
1つのサーバーを自社で専有することができるタイプ。
共用サーバーは1台のサーバーを複数ユーザーに割り振って貸し出す仕組みになっています。 当然、他の契約者のデータは見られないように、セキュリティがかかっているのですが、同じサーバーで運用されている他契約者のサイトでアクセスが集中することがあった場合、同一サーバーにデータを置いている自社のサイトにも「サイトに繋がりにくい」などの影響が出る可能性があります。 また、サーバー1台を自分で好き勝手に使える訳ではないので、柔軟なサーバー設定が行えなかったり、できることに制限があったりするといったデメリットがあります。
専用サーバーは1台のサーバーを自社で専有できます。共用サーバーのように1台のサーバーを他の契約者と共有しているわけではないので、他サイトの影響を受けるリスクが無く、さらに、サーバーの細かな設定変更など、共用サーバーと比べると自由度の高い運用ができます。共用サーバーに比べて費用が高いことがデメリットになります。
サーバー1台を専有して使いたい法人におすすめなのが、さくらのレンタルサーバーのマネージドプラン。専用サーバーにおいては特に人気を誇っているサーバーです。
稼働率保障があるレンタルサーバーを選ぶ
法人サーバーは、「常に安定して使える」ということが絶対条件となります。
安定性を簡単にチェックできるのが、各レンタルサーバー会社が公表しているサーバー稼働率です。
99.99%など数値が高いほど安定性が高く、サーバーがダウンしている時間が少なかったということになります。
顧客向けの商材ページや、ECサイトなどを運営する場合、少しのサーバーダウンでも大きな機会損失となってしまいます。 レンタルサーバーを選ぶ際は、このサーバー稼働率を確認して、1%でも稼働率が高いサーバーを選択するのがおすすめです。
サーバー | 稼働率保障 |
---|---|
エックスサーバー | 99.99% |
CPIサーバー | 100% |
さくらサーバー | 99.95% |
セキュリティ対策が万全なレンタルサーバーを選ぶ
社内情報や顧客情報を管理する法人サーバーは、セキュリティ性能が非常に重要です。
セキュリティ対策が甘いレンタルサーバーだと不正侵入されて機密情報を盗まれたり、ウェブサイトが乗っ取られて悪質なフィッシングサイトへの踏み台にされてしまうこともあります。
ウェブサイトを不正な攻撃から守るWAF(ファイアウォール)やメールのスパム・ウィルスチェック、Web改ざん検知、さらには24時間365日の有人監視など、セキュリティ対策は多いほど安心です。
レンタルサーバー会社によっても法人向けのセキュリティ面でのサービス内容は異なりますので、必ずチェックするようにしましょう。
サポートの範囲や利用条件を確認
法人向けレンタルサーバーを契約する際は、サポートの範囲や利用条件も確認しておきましょう。
確認する項目は以下の通り。
- 24時間365日サポートを受けられるか?
- メールのみでなく、電話やチャットでもサポートが受けられるか
- 有料・無料の範囲
- 過去のサーバー障害頻度、および復旧対応速度
メールサポートは、24時間365日受け付けているサーバーがほとんどですが、実際に返信がくるのは営業日のみというケースばかりです。メールサポートのみの場合、土日や夜間にトラブルがあった際に対応が遅くなってしまい、大きな損失に繋がってしまう可能性もあります。 こういったことから、電話サポートが夜遅くまで&土日対応で受けられるかは必ず確認するようにしましょう。
メールサーバーの仕様も確認
法人向けレンタルサーバーを選ぶ際は、メールサーバーの仕様も確認しておきましょう。
大抵のメールサーバーでは、メールアカウントを無制限に作成できますが、1時間あたりに送信できるメール数や容量など、契約前に確認しておくと安心です。
また、メールサーバーには、ビジネスに欠かせない機能や、あると便利な機能が搭載されているものがあります。あらかじめ自社に必要な機能を確認しておきましょう。
例えば、メルマガ送信機能や、迷惑メールフィルタ、添付ファイル自動暗号化・メール誤送信対策・パスワード有効期限設定などは、ビジネスで重宝しそうな機能です。ビジネス上のメールには高レベルのセキュリティが必須となるので、ウイルス対策や迷惑メールフィルタ、暗号化などの有無を最初に見ておきましょう。
法人向けレンタルサーバーおすすめ3社の比較(共有サーバー)
共有サーバー | |||
---|---|---|---|
|
|
||
初期費用 | 16,500円 | 0円~ | 5,238円 |
月額費用 | 3,762円~ | 4,180円 | 2,619円~ |
ドメイン | 無制限 | 10個 | 200個 |
容量 | 200GB~400GB | 300GB | 300GB~500GB |
転送量 | 300GB~400GB /日 | 無制限 | 230GB~260GB |
稼働率 | 99.99% | 100% | 99.95% |
セキュリティ |
WAF ウィルスチェック Web改ざん検知 など |
WAF IDS/ADS マルウェア診断 Web改ざん検知 など |
WAF 海外IP制限 24時間有人監視 など |
SSL証明書 | 対応 | 対応 | 対応 |
サポート | 電話・メール |
メール 電話(有料) |
電話・メール チャット・対面 |
サポート対応時間 | 平日 10:00~18:00 | 24時間365日(有料) | 平日 10:00~18:00 |
バックアップ | 対応(復元は有料) | 対応 | 対応 |
CMSインストール機能 |
WordPress
EC-CUBE PukiWiki concrete5 Joomla MODX 日本語版 Movable Type Drupal Magento |
WordPress EC-CUBE |
WordPress EC-CUBE concrete5 |
法人向けレンタルサーバーおすすめ3社の比較(専用サーバー)
マネージド専用サーバー | |||
---|---|---|---|
|
|
||
初期費用 | 22万円~33万円 | 10万1,200円~ | 49,500円~ |
月額費用 | 29,700円~ | 29,700円~ | 14,520円~ |
ドメイン | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
容量 | 1TB~4TB | 480GB~2.88TB | 360GB~700GB |
転送量 | 400GB /日 | 無制限 | 260GB |
稼働率 | 99.99% | 100% | 99.95% |
セキュリティ |
WAF ウィルスチェック Web改ざん検知 など |
WAF IDS/ADS マルウェア診断 Web改ざん検知 など |
WAF 海外IP制限 24時間有人監視 など |
SSL証明書 | 対応 | 対応 | 対応 |
サポート | 電話・メール |
メール 電話(有料) |
電話・メール チャット・対面 |
サポート対応時間 | 平日 10:00~18:00 | 24時間365日(有料) | 平日 10:00~18:00 |
バックアップ | 対応(復元は有料) | 対応 | 対応 |
CMSインストール機能 |
WordPress
EC-CUBE PukiWiki concrete5 Joomla MODX 日本語版 Movable Type Drupal Magento |
WordPress EC-CUBE |
WordPress EC-CUBE concrete5 |